なぜ「資料請求」と「見学」が欠かせないの？

介護施設を選ぶとき、「早く入れるところを探さなきゃ」「近くにあればそれでいい」と焦ってしまうことも少なくありません。ですが、あとで「思っていたのと違った…」と後悔しないためには、「資料請求」と「見学」の2つのステップがとても重要です。

資料請求をする理由：情報の比較がカギ！

1. 基本情報を把握できる

パンフレットや資料には、施設の種類・定員・利用できるサービス・費用の目安などが書かれています。公式サイトだけではわからない詳細な内容も載っていることが多く、「どんな施設か」をイメージする手がかりになります。

2. 施設ごとの違いを比較できる

資料を複数取り寄せることで、「この施設はリハビリに力を入れている」「こちらはレクリエーションが充実」など、特色が見えてきます。比べることで、自分（家族）に合う施設を絞り込みやすくなります。

3. 空き状況やキャンペーン情報も

資料には、最新の空き状況や入居金割引などのキャンペーンが書かれている場合も。問い合わせ前に知っておくと、スムーズに行動できます。

見学をする理由：現場を見ないと分からないことがある！

1. 雰囲気や職員の対応を体感できる

写真や文章だけでは伝わらないのが、現場の「空気感」。
見学に行けば、職員の挨拶、利用者の表情、施設内の清潔感など、リアルな様子を五感で確認できます。

2. 実際の生活イメージがつかめる

居室の広さ、食事の雰囲気、浴室やトイレの使いやすさなど、「ここで生活できそうか？」という視点で見学することで、自分に合うかどうかを具体的に判断できます。

3. 不安や疑問をその場で解消できる

「持ち込み家具はOK？」「面会のルールは？」「看取り対応はある？」など、気になることはその場で職員に質問できます。
資料では分からない細かいことも、直接確認できるのは大きなメリットです。

資料請求と見学は、安心・納得の第一歩

介護施設は、これからの暮らしを支える大切な場所。だからこそ、「見た目の印象」や「空き状況」だけで決めてしまうのは危険です。

資料請求で情報を集め、見学で現場を確認することで、「ここなら安心して任せられる」と心から納得できる施設選びができます。

焦らず、ひとつずつ比べながら、自分や家族にとって最適な施設を見つけましょう。

工藤梅吉

パンフレットには、その施設の良いところが載っています。それぞれの特徴と費用を把握したうえで、見学に行きましょう！