介護施設を探すうえで大事なポイント【介護認定と介護保険】
介護施設を探すうえで、「介護認定」と「介護保険」はとても大事なポイントです。これを理解することで、どんな施設が利用できるか・費用負担がどうなるかが変わってきます。
介護認定とは?
■ 簡単に言うと…
「どれだけ介護が必要か」を公的に判断する仕組み
■ なぜ必要?
介護サービスを利用するには、「要介護認定」を受けることが前提です。これがないと、介護保険が使えません。
■ 認定の流れ
- 申請(市区町村の窓口へ。本人または家族、ケアマネジャーなどが申請可能)
- 訪問調査(市の調査員が自宅を訪れ、日常生活の様子をチェック)
- 主治医の意見書(医師が健康状態について意見を出します)
- 審査判定(介護認定審査会で判定)
- 認定結果の通知(原則30日以内に通知)
■ 認定区分
- 要支援1・2:軽い支援が必要
- 要介護1〜5:数字が大きいほど介護度が高い
介護保険とは?
■ 簡単に言うと…
介護サービスを安く受けるための公的保険制度
■ 誰が使える?
- 原則:65歳以上
- 40歳〜64歳の方も、特定疾病(初老期認知症、脳血管疾患など)が原因なら利用可能
■ どう役立つの?
介護施設や訪問介護などのサービスを1〜3割の自己負担で利用できるようになります(収入によって異なる)
介護施設探しとの関係
- 施設選びの条件
要介護度によって、入居できる施設が変わる(例:特養は要介護3以上が原則)
- 費用負担の軽減
認定があれば、介護保険が適用されるため費用が安くなる
- ケアプラン作成
認定後、ケアマネジャーがケアプランを作成。施設選びのアドバイスもしてくれる
まとめ
介護認定
「介護が必要な度合い」を市が判定
介護保険
認定を受けることで、公的な費用補助が使える
施設探しへの影響
認定を受けないと、希望の施設に入れなかったり、費用が高くなることがある