介護施設の入所に親が反対した時の対応

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高齢の親が介護施設の入所に反対

無理に説得せず、気持ちに寄り添いながら“段階的に慣らす”を心がける

高齢の親が介護施設への入所を嫌がるのは珍しいことではありません。「まだ元気でいたい」「知らない場所は不安」「家にいたい」という思いは、ごく自然な感情です。
まず大切なのは、「親の気持ちを否定しないこと」です。
頭ごなしに「もう無理だから入って」と言ってしまうと、かえって不信感や拒絶が強まります。
まずは「家での生活が大変になってきたこと」「介護する家族も疲れていること」を、ゆっくり時間をかけて共有しましょう。

専門職からの説明を借りる

家族の言葉に耳を傾けることが難しくなっている場合は第三者の力を借りましょう!
ケアマネジャーや相談員、医師など、第三者の専門家から説明してもらうと納得しやすいケースもあります。

まずは見学や体験利用から始める

「入所しよう」ではなく、「一度見に行ってみようか」「お試しで1日だけ使ってみよう」といった、軽い一歩から始めると、親も安心しやすくなります。

ショートステイを活用する

「いきなり長期の入所は抵抗がある」という場合は、短期間だけ施設に入ってみるのもおすすめです。
「思ったより快適だった」と、気持ちが変わることも少なくありません。

「家族のためにお願い」と伝える

「自分のことは自分でできる」と思っていても、家族が疲れ切っていることを知ると、親の心が動くこともあります。
「倒れてしまったらもっと心配だから」「私たちも安心したいんだよ」と、家族の思いを丁寧に伝えましょう。

時間をかけて信頼を築くことが大切

施設に入ることは、高齢の親にとって生活が大きく変わる決断です。拒否反応があるのは自然なこと。
無理に話を進めるのではなく、少しずつ「安心できる選択肢」だと感じてもらえるような関わりが必要です。

焦らず、寄り添いながら「一緒に考える」姿勢を大切にしていきましょう。

無理強いせずに、本人の気持ちに寄り添いましょう。
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